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ねらわれた学園 薬師丸ひろ子 [映画]

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恥ずかしながらわたくし不勉強で、今日はじめて知ったのですが、世界はどうやら昨日滅亡するかもしれなかったんだそうです。
そういわれると昨日は朝から何か『予兆』があったんですよね。
ジーパンがなかなか脱げなかったり、電車待ちしてたらグリーン車両の停車位置だったり、落っことした携帯がつま先に直撃したり、信号が赤ばかりだとか、何か不吉なものを前輪で避けて後輪で踏んじゃった、なんて事もあった(自転車の話です)。

…今から考えると(考えなくても)単なる杞憂というか、よくある「何をやってもうまくいかない日」、ってやつですね。
ともあれ私も家族も今も変わらず元気でいられるわけで、八百万の神様には本当に頭が下がります。

さて、昨日は前にTV録画してあった「ねらわれた学園」という映画を見ました。1981年大林宣彦監督・薬師丸ひろ子さん主演のものです。
ネットで詳細を確認しようとカチカチ調べてたらアニメ映画が沢山ヒットしまして「???」だったのですが、ウィキペディアで確認したら何度もリメイクされている有名な作品だったのですね。
アニメの方は時代設定を現代に、主人公は関耕児(原作での主人公)の孫であるケンジに、と言うように内容は大きく変わっているようですね。
大林監督といえば「時をかける少女」も似たような感じで、現代に舞台を移してアニメでリメイクされましたよね。
世代を超えて楽しめるテーマって事なんだと思います。

(ネタバレあり)
映画の内容ですが、何か怪奇大作戦のような雰囲気もあり、コメディチックでもあり、何よりも癖のあるキャラクター満載で、かなり面白かったです。
専門的なことは分かりませんが、アニメーションと融合しているような映像手法も雰囲気が面白く、のっけからクラクラしますが、クライマックスはうちの家族全員が各々のやり方で盛り上がり、笑い交じりの感動を呼びました。
この辺は正直言って、様々な映像技術が進歩した今だから楽しめる、と言うような面白さかもしれませんね。当時の世間の反応も気になるところです。

ヒロインは南ちゃんタイプの優等生系ですが、南ちゃんよりはくだけている感じ。部屋着はキチっとした和服で両親も上品という、そんなご家庭の娘さん。
その上品な母親が、お食事時に上品に「あやとり」をしていたり、私のよくわからないツボにアピールしてくる(笑)
ヒーローはタッちゃんタイプのイケメン三枚目系ですが、タッちゃんの様な才能は無い為頼りなく、大事な場面ではロインに助けてもらうお決まり。
クライマックスでは敵に捕らえられ、小さくなって「がんばれ!俺がついてるぞ!」などと、一貫して応援団に成り下がっている・・・
まあ大きな愛の力か何かによって大いにヒロインの助けになっているのは分かるのですが、どうしても笑ってしまう、そんな男の子。
ヒロインに過度なライバル意識を抱いている有川君は、これまた嫌味を絵に描いたような強烈なキャラクターでこの作品に「彩り」を添えていると思います。
この人は手塚治虫さんの息子さんだという事でまたビックリ。
金星から来た魔王子(峰岸徹さん)が謎の少女を操り、学園の不良たちを次々に『栄光塾』なるものに勧誘し、時には力ずくで規律ある優等生に教育しなおす、という世にも恐ろしいストーリーは、立場が違う人からすれば「有難い話じゃないの」と片付けられそうではありますが、そこはそれ、超能力で無理やり、というのはいけませんね。

かくして悪は滅び学園は再び平和が訪れました、という話です。
終末の日(間違いでしたが)に相応しい1本でしたよ。

ではでは。



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