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バレンタインとグラノーラ [雑感]

正月に姪が訪ねて来た際、「お年玉」の使い道について色々聞いていたのですが、大体は「お誕生日プレゼント」等のイベントに消えていくそうで、自分の手元には殆ど残らないそうな。
そのお金が掛かるイベントのひとつが、まずは「バレンタイン」なのだそうです。
お友達同士でプレゼントし合うのですね。女の子って大変です…

先頃調査された「バレンタイン事情2013」(江崎グリコしらべ)なるものによると、"友チョコは小学生の頃に始まり、中学生で本格化"するのだそうです。うへぇ。
ちなみにこの調査、「あげる予定個数」だけでなく「貰う予定個数」まで調べ上げている。貰う予定なんて聞かれて自信満々に「○○個」とか言っちゃうの怖くないですか(笑)
私の子供の頃、進級すると個人調査票に「仲の良いお友達の名前」を3人書いて提出しなければならない決まりがあって、毎回悩んだものです。片思いだったら寂しいですよね。
ま、関係ない話なんですけど。

うちの子はまだおちびさんなので、友達や、ましてや好きな男の子に…なんて話にはならないのですが、お父さんにチョコ作ってあげようと今から張りきっています。
2人でサクサクのトリュフを作る予定です。


話はまた全然違いますが、最近世間でフルーツグラノーラが微妙にキテませんか?
近くのスーパーやドラッグストアで妙に押してる風なんですよね。で、ドンキでもタイムセールしてたから買ってやりましたよ。
食ってやりましたよ。
…結構想像してたものより美味しいのは美味しかったのですが、これ「牛乳をかける」「ヨーグルトをかける」「そのまま食べる」以外に食べ方ないんかな?とマウスをカチカチ。
ホットケーキミックスに混ぜてカップケーキにしたり、クッキー生地に混ぜて焼いたり、紅茶をかけて食べる等色々ありますね。
美味しそうだなーと思ったのが、フルーツグラノーラと溶かしたホワイトチョコを混ぜて固めたお菓子と、溶かしたマシュマロと無塩バターを混ぜたものにグラノーラを混ぜて冷やし固めたタフィーです。
簡単そうだからこれもバレンタインに作ろうかなと思ってます。

それではでは。

「嘔吐ロボット」こと嘔吐のラリーさん

英国で「嘔吐ロボット」開発、ノロウイルスの感染分析に貢献
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE90E05020130115

[バクストン(英国) 10日 ロイター] 英ダービーシャーの研究者が開発したロボット、通称「嘔吐(おうと)のラリー」が、同国で猛威を振るうノロウイルスの感染を分析する上で役立っている。

安全衛生研究所(HSL)のキャサリン・メイキサンブース氏は、嘔吐を再現できる人型ロボット「嘔吐のラリー」を開発。2010年に英国でノロウイルスの感染が拡大した時に、このアイデアを思い付いたという。

医学生がよく使うマネキンの頭部を利用しているほか、舌や歯も付けられていて、見た目は人間そっくり。胃に見立てた容器には液体が入っており、液体を空気圧で逆流させると、食道を通じてラリーの口から噴き出す仕組みだ。

この液体には蛍光成分が含まれているため、飛び散った嘔吐物を拭き取った後でも、電気を消せばその痕跡が光って見えるようになっている。この結果、「嘔吐物には想像していた以上に飛距離があり、きれいに拭き取ることも難しいことが分かった」(メイキサンブース氏)という。

…完。



イギリス生まれの嘔吐型ロボット。
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面白画像を見て噴き出しているギリシャ時代のイケメンの像みたいです。

此れは真面目な感じのニュースなのか、イギリス一流のジョークなのかよくわからないですね!
動画を拝見したらものすごい勢いで噴出してるんですが、実際にあんな感じなんですかね?
幸せな事にその苦しみを知らないので、開発者の意図が真面目にノロウイルスの感染を分析する事にあるのか、イケメンの像を辱める事にあるのか判断に苦しみます。。。

以前TVのノロウイルス特集で、吐瀉物が吐き出された後ウイルスのがどのように広がって2次感染3次感染を引き起こすのか、と言うような事をやっていました。
それによると、見かけ上汚れを綺麗に拭いても乾燥したウイルスは空気中を漂い、衣類や靴などにくっついて広範囲に移動していくので、その場のチリやホコリを舞い上がらせないように空気の流れに注意して静かに処理しなさいと言ってました。
なので吐瀉物に色をつけて飛び散った軌跡を追うだけのロボットでは不完全じゃないかとも思うんですが。。。
嘔吐のラリー…応酬…英国だからかネーミングセンスにも皮肉なものを感じてしまいますね。偏見ですみませんけど。


話し変わって、月曜日は関東地方は大雪で大変でしたね。前日は結構暖かかったのですが、起きたら一面の雪化粧で驚きました。
日中降り続いて、この土地にしてはかなり積もりました。子供は飛び上がって大喜び。
火曜日は良い天気で幼稚園も積雪の影響で休園になり、一日中かまくら作りに熱中していました。
雪は綺麗だけど踏み固められるとなかなか解けないし滑るし、明日は外出するのが憂鬱です。

哀愁の雪だるまちゃん
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タグ:雪だるま

白いリボン 感想 [映画]

TUTAYAで借りた「白いリボン」という映画を見ました。
単館系のコーナーにあって目立つパッケージでしたので、前から何となく今度借りようと思っていました。
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幸の薄そうな少年が、唇を引き結んで何かを睨みながら涙を流しているモノクロの表紙です。
「モノクロの映画って得てして長いんだよね」と訳のわからないことを呟く主人でしたが、実際この映画も長く、疲れた状態なら余裕で寝ていたかも…

監督はドイツのミヒャエル・ハネケ氏。
全く名前を覚えてなかったのですが、大分前にファニーゲームという同氏監督のキッツイ映画を劇場に見に行った事があります。
内容は(ややネタバレ)確か、卵を貰いに来た少々図々しい青年2人組に強引に家に上がりこまれ、その家の家族はよく判らない内に殺戮ゲームのターゲットとして青年達にいたぶり殺されるという話だったと思います。
人の無邪気で残酷な感性を躊躇いも無く見せ付けてくるような作品でした。

今回見た「白いリボン」も無邪気で残酷な部分が描かれているのですが、この監督さんは「こういう原因があってこういう風に結びつく」と言うところを状況によって判り易く描くので、異常な出来事でも見てる側からは何となく想像できます。
見終わった後「結局あのときのアレはなんだったの?」と思うようなところはありません。
でも解決されないまま物語が終わるので、この後この物語の人たちはどうなったんだろう?というようなモヤモヤしたものは残ります。

前出のファニーゲームの時にも思ったのですが、作中の事件が余りにもショッキングで極端ではありますが、そのよって来るところは人が誰しも少なからず持っている心の闇や感情の揺れなので、何となくありふれた物を見るような感覚になってしまう。
ありきたりな部分を極端な事件で味付けしているという感じです。
その「極端な事件」そのものも余り捻りがないから、ショッキングなわりに私は新鮮味を感じ難かったです。

白いリボンというのは無垢の象徴で、作中で厳格な父が子供に対して戒めとして使う小道具なのですね。
時代背景はWW1直前。舞台はドイツの片田舎。語り手は冴えない教師。
抑圧する者とされる者の間にある鬱屈したものが次々と陰惨な事件となって現れてくるという物語の展開。
事件はおそらく無垢を強いられた子供達による穢れたものに対する鉄槌なのですが、その潔癖さと陰惨さは理不尽な厳格さを強いる父親の抑圧によって醸成されているという。。。
父親の躾が自己満足で不公正で理不尽である様に、子供たちの正義も勝手なもので、平気で嘘をついたり嘘をつかせたり、物を取ったり虐待したり、そういうものだと解ってはいてもあえて見たくないものばかり。
映像は白黒で、私には何故だか景色が綺麗に感じられました。白と黒っていう視覚の効果もこの話のテーマに沿っとてるのかなと思います。

お話自体は判り易いのですが、何かが掴めない…何がわからないのか判らないというもどかしい感想も同時に持ちました。
きっとまだ伝えたに何かがあるのでしょうが、あえて見たくない(笑)
見たいけど見たくない、見たくないけど見たい、という様な気持ちにさせる作品をつくるのがこの監督の魅力なのかも。

シルバニアファミリー 手作りの壁紙 [雑感]

わが娘が正月に祖父母から頂戴した「あかりの灯る大きなお家」。
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うちに来た初めてのシルバニアファミリーの家…
家具等を配置して実際に人形を置いてみますと、いい歳してかなり心が浮き立つのを感じてしまう(娘のですけど)
当方ガサツで、子供の頃からお人形遊びなどしたことが無く、興味もあまり無かったのですが、実際に手元に来ると今まで知らなかったトキメキが…(娘のですけど)

しかし何故家具を置いてるのにパッケージと違って殺風景に感じるのだ…?とふと思って気づいたのですが、パッケージのやつら家具意外にも色々と部屋を飾り付けていたんですね。
なんという客寄せ上手っ!

で、ひょっとして壁紙やカーテンなどの商品もあるのか…?とネットでチョコチョコ見てみたのですが、世の中のシルマニア※は凄いですね…(※シルバニアファミリーを愛する人たち)
様々な方が自分で作っていらっしゃるハイクオリティ作品の数々を拝見し、ものぐさ至上主義の自分も「なんかいいな。作ってみようかな」なんて考えてしまいました。
早速今日、まずは子供部屋にしてる一室から…なんて思いまして。
まあでも物真似にもならないレベルで、壁紙を貼ってカーテンを作るだけなのですが。エポックメーキングとでも言うのでしょうか。違うかな?違いますね。

材料は家にある端切れ布等、あとは100均でリフォームシートと升目のついた工作用紙。両面テープ。
部屋の壁紙貼りからスタート。

まずは工作用紙で型紙をとって切る…(升目の付いた方眼紙だと使いやすいですね)
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わずか3パーツに手間取るドン臭さ。


それから100均のリフォームシートを貼る。
シートの切り替え部分が変だったのでレースの端切れで誤魔化し…(布用両面テープで)
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適当にヒダを縫って作ったカーテンもレースで誤魔化し
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適当に完成。床も何か敷いたほうが良いかも知れないけど良さそうな布がありませんでした。
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今度は台所も貼り貼りしたいです。
それではまた。

小惑星の衝突 終末 [雑感]

去年の年末、結局地球は滅亡しませんでした。

って何のことかよく判らないと思いますが、実はそういう予言があって、偉い人達が何がしかの解釈とか計算をやり、導き出した滅亡の日が実は計算間違いだった、という事がありまして、我々地球人は命を取り留めることが出来たという話です。
心底ホッとしたのも束の間、(私はあまり知らなかったのですが)小惑星や隕石などが地球とコンニチハしてしまう可能性も色々言われていたのですね。
2013年の2月だとか2029年だとか2036年であるとか、色々とあるようです。
これは大変ですね。予言の人もこの事を言っていたというのでしょうか?おそろしいですね。

太陽系には惑星の他にも、もっと小規模の岩の塊達が多数楕円軌道を描いて公転しているのだそうな。
多くは地球よりももっと遠く、木星とか火星辺りにあるらしいのですが、中には地球のごく近くを通過するモノが結構いるのですね。
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ウィキペディアで見たところ、地球の近くを通る小惑星は確認されているところで8千個以上もあるそうですが、今後100年間はまず衝突は無いと言われているらしいです。ほっ。
それでも重力が軌道に影響を及ぼすらしいのでゼロとは言えませんけど。

そもそも「隕石が地球に衝突するぞ」と言われたところで『わあこわい』とは思っても現実感が乏しくて想像が追いつきません。
3年ほど前に【はやぶさ】がイトカワの物質を地球に持ち帰ったのも私の想像超えた凄さでしたし、危険な小惑星が近づいてきたら発信機を取り付けて軌道を追えだの、ドンキホーテのように物体をぶつけて軌道を変えろだの、ファンタジーさながらですよね。(アポフィスという天体にそんな話が持ち上がっているそうな)

少し前に伊坂幸太郎さん原作、中村義洋さん監督の「フィッシュストーリー」という映画を観ましたが、これが丁度「隕石衝突」を扱った物語で(因みにこの物語では隕石の衝突が話の中心と言うわけではない)、考えてみたらこの物語だけでなく人類が滅亡の危機を迎える物語ってのはかなり多い気がします。
芸術家は創作意欲をそそられ、大衆は想像を巡らし、宗教家やマスコミは煽動し、商売人やマスコミは一稼ぎできないかと考え、科学者は探究心を刺激され・・・
小惑星の衝突がどんなに少ない可能性であっても、しょっちゅう話題に上がって騒がれるのもなるほど納得というものですよね。

ではでは。

ハマ・オカモト 浜田雅功 共演 [芸能]

2013年新春早々面白い対談がJ-WAVEであったので早速チェックしてみました。
OKAMOTO'Sのベーシスト、ハマ・オカモトさんが父親であるダウンタウン浜田雅功氏を自分のナビゲートする番組に招いて話をするというもの。
この2人の親子関係については既に巷では有名ですが、公の場で語った事はないらしく勿論共演も初めてのこと。
この日はいつもの4倍くらいのスタッフが動いていたらしく、話題は多くの注目を集めた事もあってツイッター上は「瞬きする暇も無い」程賑わったとか。

番組は私も初めて聴いたのですが、ラジオは聴いてるとナビゲーターの音楽の趣味から人柄からグッと近づけた気になれて良いですね。
で、ハマ・オカモト氏、ハタチそこそことは思えない落ち着いた話しぶり、気遣い、さらにラジオでは見れませんが風貌もなかなかの貫禄…妙な安心感を持って進んでいく放送。
開始40分程でいよいよ浜ちゃん登場。

「(息子の現場で共演は)気持ち悪い感じ」などと言いつつ低姿勢な浜田雅功(49)。良いお父さんぶりです。
なお年末年始は芸人は言うに及ばず、OKAMOTO'Sも年越しフェスなどで大忙しとの事で、収録はクリスマスイブに行われたとの事です。(フェスという単語に妙に絡む子供っぽい浜田雅功(49))
この番組について「聴いた事なんてあるわけナイジャン」などと嘯く(否、本当かどうか分かりませんが)子供っぽい浜田雅功(49)。

で話題は浜田家の正月について。毎年恒例の海外旅行、数年前には息子であるハマ氏がゴルフのカート運転を誤り、2人で死にかけた事などプライベートな話を披露。
このとき2人が若干ヒートアップしてて笑えました。
「(浜ちゃんは)自分を残して一目散に逃げました…」「それはお前の記憶違いや!」「いや!おまえあの時…」「だれに向かってお前言うとんねん」「あ・・・・・・(慌て)言葉は間違いましたがでも・・・!」
みたいな感じ。

それからOKAMOTO'Sについて。浜ちゃんは大阪で一度だけ「仕事のついでに」ライブを見に行った事があるそうです。妻の菜摘さんに知らされてフラッと行ったのだそうで、その時の印象は『やかましいな』。
そんな話をショックを受けるでもなくフンフンと興味深そうに聞くハマ氏。面白い親子の関係です。
そのまえには中学の文化祭で拙い演奏を見たきりで、曲については全く知らないとの事。
浜ちゃんは仕事柄いろんな人からOKAMOTO'Sについて様々な言葉をかけられるけど、全て「よく知らない」で通してるそうです(笑)
ハマ氏のほうはTVでしょっ中DTを見ていて、その時は父親として浜ちゃんを見た事は無いそうな。
年末のガキも楽しみにしているとの事で、この辺の気持ちは浜ちゃんも面白がって聞いている風でした。

ハマ氏が高校生くらいの頃、音楽にのめりこんでいるのを見た浜ちゃんは(大丈夫かいな)と気になったらしく
「お前これでメシ食うて行く気なん?」とフワッと聞いた所「そんなに甘くねーよ!」と凄い言い方(笑)で切れられたらしいです(笑)。若干キョドりながらも「分ってんならいいか」と思ったとの事。
分ってるなら好きな事やって、それがどんな結果になっても良いと。息子はその話を聞きながら「それ(音楽甘くない)は今でも思ってる」としみじみ。
まあ昨今の音楽業界ですからね・・・

それから浜ちゃんと奥田民生の「春はまだか」を流し、若干小休止ののち後半へ。
浜ちゃん自身の歌の活動にも触れ、30年の芸暦について話題は移る。息子の職業について「畑の違う所に行ってくれて良かった」との事。
お笑いをやりたいと言われたら「舐めてもろたら困る」と切れただろうと。
言い方は違いますがハマ氏の「そんなに甘くねーよ」と同じ事ですよね。仕事に対する気持ちが親子で似ているんですね。
有名芸能人の家庭に生まれた子供の悲哀について語ると、浜ちゃんも申し訳なさそうに「すんません」。息もピッタリの2人。

最後にDT結成30周年記念、SWITCH 2012年12月号浜田雅功特集号に付録としてつけたCDを流して約1時間の対談終了。
このCDは(OKAMOTO'Sの事務所の先輩でもある)奥田民生さんが手がけて、浜ちゃんの子供の頃からのお友達である構成作家の高須さんが作詞を書き、浜ちゃんが歌っている「ラブレター」と言う歌。
そして歌のベースを弾いている「人の息子」とクレジットされている人物が、実はハマ・オカモト氏である事もこの番組で公表。
「僕のベースはどうでしたか?」「・・・・・・泣いてたね~」「それはギター!そうじゃなくて…」「えっと、…ボンボン言ってた」「お褒め頂いて(照れ)」という遣り取り。
ボンボンで通じる親子のやりとり。
浜ちゃんってきっと良いお父さんなんだろうなって思わせる親子の対話でしたね。

運命じゃない人 感想 [映画]

『運命じゃない人』という映画を観ました。
2005年公開の群像劇。内田けんじ監督作品。

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(以下ネタバレ注意)

これはレンタルショップで一押しの若手俳優コーナーにありました。某まとめサイトでもプッシュされていたので興味があり、見てみました。

映像の見せ方とか物語の組み立てがとても巧いなあと思いました。
時間軸や視点がコロコロ変わる割りに、分かり難い所が一切ありません。
中盤から終わりにかけてスピード感があり、展開が早く感じられますが、実は短い時間の限られた人間関係のなかで起こった出来事を様々な視点から映し出しているに過ぎません。
それで一本の映画になるんですから凄いですよね。

ある視点から紡がれた物語の不明瞭な部分を、別の視点から展開された物語が補完する~と言うのを繰り返しているのに、テンポが良く退屈に感じないです。
センスあるなあ、おしゃれだなあと思います。と同時に何となく淡白に感じられたりもする。
?と思ったところにポンポン答えが投げられてくる、そんな感じです。モヤモヤする暇がありません。

登場人物たちの深い所にはタッチしないで終わるので各々の言動に少し不可解な所が残り、それが私には少し消化不良気味でしたが、そこを突っ込むと今度はクドくなってくるし、このお話はこのバランスがベストだったんだなと納得しています。
感動に涙する事は無いですが、主人公の男のとぼけた善良さがいい感じです。最後もう少し見たかったな…そんな感じで終わります。

さてさてクリスマス。
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今年は風邪気味でなんだか寂しいものに。でも、子供にとってはプレゼント貰えるわ、いつの間にか靴下の中はお菓子で一杯だわで、何とか「サンタクロースはヒーローでクリスマスは特別の日」というイメージを壊さずに終えられたと思います。
上に兄弟でもいると早々と現実を知らされる為、イベントもサプライズもないわって子も中にはいるのでしょうが、うちの子みたいに心底関心している子供はいつ、どんな形で夢と現実の折り合いを着けていくのか…少し気になる今日この頃です

ねらわれた学園 薬師丸ひろ子 [映画]

恥ずかしながらわたくし不勉強で、今日はじめて知ったのですが、世界はどうやら昨日滅亡するかもしれなかったんだそうです。
そういわれると昨日は朝から何か『予兆』があったんですよね。
ジーパンがなかなか脱げなかったり、電車待ちしてたらグリーン車両の停車位置だったり、落っことした携帯がつま先に直撃したり、信号が赤ばかりだとか、何か不吉なものを前輪で避けて後輪で踏んじゃった、なんて事もあった(自転車の話です)。

…今から考えると(考えなくても)単なる杞憂というか、よくある「何をやってもうまくいかない日」、ってやつですね。
ともあれ私も家族も今も変わらず元気でいられるわけで、八百万の神様には本当に頭が下がります。

さて、昨日は前にTV録画してあった「ねらわれた学園」という映画を見ました。1981年大林宣彦監督・薬師丸ひろ子さん主演のものです。
ネットで詳細を確認しようとカチカチ調べてたらアニメ映画が沢山ヒットしまして「???」だったのですが、ウィキペディアで確認したら何度もリメイクされている有名な作品だったのですね。
アニメの方は時代設定を現代に、主人公は関耕児(原作での主人公)の孫であるケンジに、と言うように内容は大きく変わっているようですね。
大林監督といえば「時をかける少女」も似たような感じで、現代に舞台を移してアニメでリメイクされましたよね。
世代を超えて楽しめるテーマって事なんだと思います。

(ネタバレあり)
映画の内容ですが、何か怪奇大作戦のような雰囲気もあり、コメディチックでもあり、何よりも癖のあるキャラクター満載で、かなり面白かったです。
専門的なことは分かりませんが、アニメーションと融合しているような映像手法も雰囲気が面白く、のっけからクラクラしますが、クライマックスはうちの家族全員が各々のやり方で盛り上がり、笑い交じりの感動を呼びました。
この辺は正直言って、様々な映像技術が進歩した今だから楽しめる、と言うような面白さかもしれませんね。当時の世間の反応も気になるところです。

ヒロインは南ちゃんタイプの優等生系ですが、南ちゃんよりはくだけている感じ。部屋着はキチっとした和服で両親も上品という、そんなご家庭の娘さん。
その上品な母親が、お食事時に上品に「あやとり」をしていたり、私のよくわからないツボにアピールしてくる(笑)
ヒーローはタッちゃんタイプのイケメン三枚目系ですが、タッちゃんの様な才能は無い為頼りなく、大事な場面ではロインに助けてもらうお決まり。
クライマックスでは敵に捕らえられ、小さくなって「がんばれ!俺がついてるぞ!」などと、一貫して応援団に成り下がっている・・・
まあ大きな愛の力か何かによって大いにヒロインの助けになっているのは分かるのですが、どうしても笑ってしまう、そんな男の子。
ヒロインに過度なライバル意識を抱いている有川君は、これまた嫌味を絵に描いたような強烈なキャラクターでこの作品に「彩り」を添えていると思います。
この人は手塚治虫さんの息子さんだという事でまたビックリ。
金星から来た魔王子(峰岸徹さん)が謎の少女を操り、学園の不良たちを次々に『栄光塾』なるものに勧誘し、時には力ずくで規律ある優等生に教育しなおす、という世にも恐ろしいストーリーは、立場が違う人からすれば「有難い話じゃないの」と片付けられそうではありますが、そこはそれ、超能力で無理やり、というのはいけませんね。

かくして悪は滅び学園は再び平和が訪れました、という話です。
終末の日(間違いでしたが)に相応しい1本でしたよ。

ではでは。

クリスマスソングの定番 [雑感]

20日は子供のリトミックのクラスでクリスマス会がありました。

小さな教室に4歳5歳6歳の子供たち5人が固まって歌ったり遊んだり。
先生お2人のピアノ演奏は連弾で、もろびとこぞりて、ひいらぎかざろう、フルートも混じってもみの木、荒野の果てに、We Wish You A Merry Christmasなどなど。
更に歌いながら演奏しながら紙芝居したり・・・その紙芝居も小道具も手作りだったり、教室の先生がたは本当に器用で多才です。
子供たちも幼稚園で習ったとかで「うぃっしゃーめり、くりーすま!」などど大声ではしゃぎまくって歌ってました。
ほうほう、最近の幼稚園ではハイカラな曲を教えなさる、などとどうでもいい考えに耽る私。…まあ定番と言ったらそうなのですけど。
それに最近の子供たちは誰かが教えなくても、アニメやなんかで見たりして、小さいながらも感心なくらい沢山曲を知ってるんですよね。
うちでもリトルアインシュタイン、ミッキーのクラブハウスなど娘が4歳くらいの頃よく見てました。
何気にクラッシック曲や絵画の情報満載で優良な教養アニメなのです☆小さいお子さんにはオススメです。
その後リトミックらしくリズム遊びしたりおやつを食べたり、あっという間の一時間。
楽しかったですね。

我が子供がリトミックはじめて2年ほど、年長のコースなのでもうすぐ終わりですが(ここでは就学前までしかリトミックコースがないので)結構役に立っているようで、親としては嬉しいですね。
周りでは「やってる事にあまり意味が無くて止めたよー」などと仰る方もいたのですが、娘には合っていたみたいで楽しんでます。
うちの子の場合は幼稚園での生活態度から、あまり難しい事は出来そうになく、かつ同い年くらいの子との触れ合いにもっと慣れて欲しいなとの思いもあって始めたのですが、殆ど遊んでいるような感覚で親がいる安心感も手伝って旨く作用したようです。
最近ピアノを併用して少しやらせ始めたのですが、譜面を読んだりリズムを掴んだりするのに今のところあまり苦労していない様子です。たぶんリズム遊びが生きているのかなと思います。

閑話休題!話を元に。
皆さんクリスマスソングは何がお好きですか?
私は竹内まりあさんの歌う「THE CHRISTMAS SONG」が好きです。
この夫婦はこの時期すごいですよね(なにがだ!笑)。2人とも意識の深いところに居座る声してると思います。
それでは。

仰天ニュース スマイリーキクチさん [芸能]

19日に放送された仰天ニュースで、ひと頃ネット上に蔓延していたスマイリーキクチさんの中傷事件について詳しく再現ドラマを放送していました。

私も家庭でネットを利用し始めて10年以上経つもので、この中傷コメントはコピペも含めて当時かなり目にしたのを覚えています。
中傷ネタ自体はどれも噂の域を出ず、その後の経緯も注視した事がなかった為、実際に書き込んだ人がしょっ引かれたりメディアでも騒がれた、などと言う事は再現ドラマを見て初めて知り、驚きました。

私が記憶にあるのは放送とは少し違って、彼がコンクリ殺人の実行犯グループの知り合いであり、監禁されている少女をいたぶっていた『逮捕されていない』大勢の鬼畜のうちの一人である、と言う趣旨の書き込みです。(放送では犯人として捕まり刑務所に入っていた事にされていた、となっていました)

スマイリーキクチといえばニコニコと笑いながら恐ろしい事を呟く芸風で、オンバト等で活躍する身近な(TVで良く見る)芸人の一人だったので、書き込みを見たときは正直さまざまな意味でドン引きしました。
その後中傷レスを幾つか見ましたが、当人は依然として何事もなかったようにTVに出ているし、根拠も殆ど無い、という事ですぐに興味も無くしていきました。
実際中傷の根拠の中には元刑事のとある著書があったそうですが、それも今日はじめて知りました。
この本の中身自体はハッキリと犯人の名前を載せておらず、情報元も明かされていません。ちなみに最初にネットで噂が出回った後に出版されているそうです。

ともあれネタについては半信半疑のまま、私はその後スマイリーキクチさんがTVに出てても『暗い噂のある男だ…』とフィルターかけて見て、笑いのネタ自体素直に見れなくなっていました。
今回番組で見てはじめて、散々悩んで警察や弁護士に相談していた事(多額の費用がかかり、結婚用に貯めた資金を切り崩したそうです)、その一方自分でも色々法律の本を読んだり、膨大にある中傷記事を一つ一つチェックしたりした事、10年あまりも苦しんだ末解決の糸口を掴んで誹謗根絶に乗り出した事等多くのことを知り、ネット上の悪意に鈍感だった自分の感性を恥じました。

ネットがどんどん身近になっていく世の中ですから、基礎的な情報リテラシーの周知も徹底していかないと、自覚が無いまま自分や家族が被害者や加害者になっていた、なんて事になりかねません。
一昔前はマスコミだけが情報を発信し、時には大きな過ちを犯し、それについてあれこれ思ったり非難する立場でしたが、今は一般の人が情報を元に人を追い詰める過ちを犯す可能性があるということですね。
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